心電図波形PQRST,不安定なT波

心電図波形PQRST、不安定なT波

心電図新世界セミナー谷口総志です。

前回、「RonT」を説明しました。

 

T波にPVCが乗っている不整脈です。

 

なぜT波に不整脈が乗ると危険なのか?
T波は心臓がどうなってるときですか?

 

これ、12誘導心電図の時にチラッと説明しましたね。

 

T波は心室の拡張期と習ってるのですが
厳密には違います。

 

復習もかねて見てくださいね。

 

参考記事:左室で考えるQRST

 

T波は左心室が興奮から覚めている途中です。
つまり拡張を始めたところです。

 

この説明で合っているのですが、
さらに紐解いていきます。

 

細胞レベルで考えましょう。

 

QRS波が心筋細胞の興奮(収縮期)
T波が心筋細胞が興奮から覚める時(拡張期)

 

QRSで興奮状態になった細胞は、やがて興奮から覚めていきます。
T波が興奮から覚めていく時であって、覚め始めた状態。
けっして「覚めている」状態ではないのです。

 

心筋細胞一つひとつ覚めていくのですが
興奮から覚めるスピードは様々です。

 

興奮から覚めている細胞もあれば、
まだ覚めていない興奮状態の細胞もあるということです。

 

ざっくり言うと、
興奮した細胞と、興奮から覚めた細胞が
入り混じる時期がT波に値するのです。

 

さて、
心筋細胞は刺激伝導系からの刺激を受け
興奮を始めます。

 

この「興奮する」の条件として
「興奮から覚めた状態」を作らなければなりません。

 

興奮しているところに刺激が入っても
もう興奮しているので変わらないって話です。

 

お腹がいっぱいの人に「もっと食べなさい」
って言ってるようなもんです。
お腹がすいてた状態からご飯を食べることで
「腹いっぱい」という状態が生まれるのです。

 

 

PVCはプルキンエ線維からの異常刺激です。
その刺激が「興奮から覚めている」細胞にとっては
刺激となり「興奮」へ向かいます。

 

一方、
「興奮」している細胞に刺激が入っても、
もう「興奮」しているから関係ないって話です。

 

となるとT波に刺激が入ればどうなるでしょうか?

 

興奮している細胞と、興奮から覚めた細胞が入り混じっています。

 

そこにプルキンエ線維からの刺激が入ってしまうと……

 

心電図波形PQRST,不安定なT波

 

 

<不整脈問題15>不整脈名は?

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