- 12誘導心電図の12個の波形は、前壁・後壁・下壁という左心室壁の3つの部位をそれぞれ担当するパートに分かれている
- 前壁はV2・V3・V4、後壁はV4・V5・V6、下壁はⅡ・Ⅲ・aVfの誘導で確認できる
- ST変化が最も大きく現れている誘導のパートを確認することで、虚血が左心室壁のどの部位で起きているかを特定できる
- 「ST変化の種類(ST上昇→心筋梗塞/ST下降→狭心症)」×「ST変化の場所(前壁・後壁・下壁)」を組み合わせることで、12誘導心電図は実践的に読めるようになる
- V2〜V4でST下降が見られれば前壁の狭心症、責任血管は左前下行枝の狭窄と推定できる
12誘導心電図と左心室壁との関係
心電図新世界セミナー谷口総志です。
前回の続きです。
心臓壁と12誘導心電図を紐づけしていきます。12誘導心電図は文字通り12個の波形で構成されています。言い方を変えると——
12ヵ所から左心室壁を見ています。
つまり12誘導心電図の中に——
前壁を見ているパート
後壁を見ているパート
下壁を見ているパート
が存在します。左心室壁を前・後・下から見るために、あのような電極の貼り方になっているのです。

各誘導の詳しい説明はこの段階では行いません。ゴチャゴチャになる原因になりますので切り捨てます。「目標」はあくまでも「心電図を読む」です。
ただ、電極の貼る位置にも意味があることだけは知っておいてください。
戻ります。早速紐づけです。
前壁を見ているパートはV2、V3、V4
後壁を見ているパートはV4、V5、V6
下壁を見ているパートはⅡ、Ⅲ、aVf
となります。
何かわかりづらいですね(笑)
だから図を見て視覚で感じてください。12誘導心電図でこれを示すと——

つまり12誘導を見るときにはここを見ればいいのです。これが12誘導心電図を読むパターンの一つです。
12誘導心電図を読むパターンは3つです。
①ST変化
ST変化で虚血性心疾患を判別します。つまり「左心室で何が起きているか」を読みます。
②12波形と左心室壁の関係
虚血性心疾患がどの部分で起こっているかを判別します。つまり「左心室壁のどこで起きているか」を読みます。
この2つで「何が」「どこで」起きているかが読めるのです。
ここで練習問題を出しておきますね。ここで問題を「解く」か「解かない」かで、今後のあなたに起こる展開が変わってくると思います。
「経験だけが理解につながる」ことをもうこのブログの読者は知っているはずです。
問題を解いてから次のブログに進むことを強く推奨いたします。
今まで同様、心電図を素通りさせないでください。
「望む現実を創る」には習慣を変えるしかないのです。
参考記事:望む現実を創るには
12誘導心電図はある日を境に「一瞬」で読めるようになります。ここでその「一瞬」が訪れることが多いようです。
心の「ブロック」から解き放たれたあなたならもう読めますよ。
例題を出しておきますので同じように解いてみてください。
ST変化を見つけてください。それがどこで起こっているかを読み解いてください。
ヒント:波形は一つずつ見てください。一番大きくST変化しているところを探してください。

まず「ST変化」を見つけます。変化しているところは見えますか?
ST下降が見えるはずです。ST下降を大まかに○で囲むと——

となりますね。この時点で読めるのは——ST下降なので狭心症ですね。
そしてヒントにもありました。一番大きく変化しているところを探す。
これで場所を特定します。どうでしょうか?
「V2、V3、V4」で大きく変化しています。ここは心臓壁でいうと「どこを」見ていますか?
そうですね——前壁です。
前壁の狭心症なのです。
これで12誘導心電図が読めました!
📖 Amazonレビューより(★★★★★)
「V2・V3・V4でST変化→前壁→左前下行枝の狭窄——この推論が自分でできた瞬間、本当に鳥肌が立ちました。何年も読めなかった心電図が、ある日突然パズルのようにはまりました。」
— 内科病棟看護師 / Amazonカスタマーレビュー
Amazonで見る →さらに紐解くと——
前壁の責任血管は何でしたか?
「忘れた~」という方は前回に戻ってみてください。人間の脳は一回で覚えられないのです(笑)何回でも見直していいですよ~
前壁の責任血管は左前下行枝でした。つまりそこにトラブルを抱えている可能性が高いです。
狭心症ですので、予測としては——
左前下行枝の狭窄
となりますね!

こんな感じで解いてみてください。必ず解いてくださいね。今後あなたに起こる展開が変わります。
今までのブログの中に答えは必ずあります。何回も見直してください。理解しようとせず照らし合わせる程度でいいですよ~ それで必ず答えを導き出してください。
答え合わせを希望の方は下記で受け付けます。
※コメントの冒頭に「問題」とお書きください。
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