冠状動脈と左心室壁
心電図新世界セミナー谷口総志です。
すでにST変化で虚血性心疾患が読めるようになりました。
何回も言いますが
12誘導心電図は左心室を見ています。
参考資料:シンプルに生きる
左心室のどこを見ているのか?
12誘導心電図は3つのパターンで読めるようになります。
その一つが「ST変化」です。
虚血性心疾患の判別でしたね~
ST変化で「何が」起こっているかが解るわけです。
この1つ目が解れば12誘導が読めるフェーズに入ります。
さらに読み進めていきましょう。
「ST変化」で「何が」が解りました。
次に知りたいのは「どこで」です。
これが
左心室のどこを見てるか?
です。
心臓は筋肉(心筋)でできています。
この筋肉で収縮と拡張を繰り返しています。
この筋肉を「心臓壁」と読んでいます。
12誘導心電図は左心室の「心臓壁」
つまり「左心室壁」を見ています。
冠状動脈はこの「心臓壁」に酸素を送り込んでいます。
虚血性心疾患を患うと
この「心臓壁」の動きが悪くなるのです。
つまり心臓の収縮する力、拡張する力が弱まるのです。
この「左心室壁」の場所で
それぞれに名前がついています。
単刀直入に言います。
前壁
後壁
下壁
の3ヵ所です。
左心室壁は前・後・下で構成されているのです。
前
後
下
ここだけ抑えれば十分です。
冠状動脈は何本でした?
3本でしたね。
その3本は、すべて左心室に酸素を送っていました。
参考資料:感謝して読む
冠状動脈も3本
左心室壁も3ヵ所
そうです。
冠状動脈はこの3ヵ所に栄養を送っているのです。
なんとなくイメージしていただけましたか?
左心室のどこを見てるのか?
前壁
後壁
下壁
を見ています。
次回
冠状動脈3本と左心室壁3ヵ所を紐づけします。
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