- 補充調律とは、洞結節以外の房室結節・プルキンエ線維が代わりに刺激を出す心臓の安全機能である。
- 房室結節は約50回/分、プルキンエ線維は約40回/分しか出せず、どちらも生命維持が限界の心拍数。
- 補充調律はエスケイプとも呼ばれ、出現している時点で危険なサインと判断すべきである。

補充調律
心電図新世界セミナー谷口総志です。
心臓は命を繋ぐために止まることが許されません。
よって心臓には止まらないための安全装置があります。
それが補充調律です。
補充調律とは洞結節以外から刺激が出ることを指します。
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洞結節は「自動能」という細胞を持っています。
「自動能」とは電気を生み出せる細胞のことで、洞結節がその最たるものです。
その他に「房室結節」「プルキンエ線維」も刺激が出せる「自動能」です。
洞結節からの刺激が心室につながらないことが想定されているのです。
刺激がなければ心室は動かず命にかかわるため、
その他からも刺激が出せるようになっています。
ただその刺激には特徴があります。
洞結節から刺激が出ている時は、他の「自動能」は働きません。
洞結節からの刺激が「出ない」もしくは「伝わらない」時だけ働きます。
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レビューをAmazonで確認する →洞結節からの刺激が来ない場合、まず房室結節が刺激を出そうとします。
この時の刺激回数は50回/分程度。
洞結節からの刺激が60回/分程度であると考えると少ないですね。
あくまでも安全機能である「房室結節」は一般生活には支障がない程度
(運動には耐えられない)でしか刺激を出せません。
房室結節からも刺激が伝わらない——
つまり房室結節より下の刺激伝導系が切れている時——
もう一つの「自動能」であるプルキンエ線維が刺激を出します。
プルキンエ線維は心室にありますので、そこから刺激が出れば必ず心室は動くのです。
刺激伝導系の目的は何でしたか?
おわかりですよね~
心室を動かすことです。
プルキンエ線維からの刺激は40回/分程度です。
これは生命を維持する最低限の回数となっています。
運動どころか安静時も苦しさを感じるでしょう。
ただただ安全機能としての働きです。

心臓は安全機能として「自動能」を分散させているのです。
このように洞結節以外からの刺激を補充調律と呼んでいます。
つまり、「房室結節」「プルキンエ線維」から出る刺激は補充調律なのです。
電車で流れるあの案内——
「お立ちの際は、つり革・手すりにおつかまりください‥…」
これでも事故が起これば危ないですね。
心臓の場合は——
「洞結節が止まった際は、補充調律にお委ねください‥…」
安全機能が働いても危険なシグナルには変わりないですね。
洞結節は心臓の司令塔です。
運動時や睡眠時では心拍数が変わります。
今あなたに必要な心拍数を感じて刺激を出してくれます。
補充調律は命を繋ぐためだけのもの。
心拍数の変動には耐えられないのです。
補充調律のことをエスケイプと言ったりします。
<escape:逃れる>
危機的状況を逃れるという意味です。
補充調律が出ているのを見かけたら、こう言いましょう——
「エスケイプが出てます」
周りの目が変わりますよ(笑)
「エスケイプが出てます」——今日からそう言えるようになりませんか
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