モニタ心電図は世界一単純な線路図
心電図新世界セミナー谷口総志です。
ここからモニター心電図をテーマに執筆致します。
心電図を大別すると12誘導心電図とモニター心電図に分かれます。
そしてブログの冒頭で参考書もセミナーも「モニター心電図」が中心になっていると述べました。
参考記事:基礎とか応用って何?
ここはしっかり区別しましょう。
12誘導心電図とモニター心電図は
「全くの別物」です。
12誘導心電図は「虚血」を読みます。
モニター心電図は「不整脈」を読みます。
よって考え方が全く違います。
不整脈は鼓動が早くなったり遅くなったりする、
まさしく脈が整っていないことを表しています。
脈が「早くなる」「遅くなる」
の原因を探ります。
一度は聞いてことがあるのではないでしょうか
「刺激伝導系」
「あーーー、もう頭が痛い」って方も多いはず。
電車で言う線路図です。
出典:東京都交通局
駅もたくさんありますね~
でも心臓の線路図はこれに比べたら超単純です。
「刺激伝導系」を難しく考える必要はありません。
たった6 駅、それも片道運転です
行きますよ~
左と右に分かれるけど終点は「プルキンエ線維」です。
「刺激伝導系」と聞くとなんだか難しく感じる人
それが心のブロックです。
世界一単純な線路図なんです。
こんな電車だったら絶対に迷わないですね(笑)
だからこの線路図は覚えちゃってください。
「洞結節」→「房室結節」→「ヒス束」→「右脚・左脚」→「プルキンエ線維」
不整脈はこの刺激伝導系のトラブルなんです。
この刺激伝導系のトラブルで
脈が速くなったり遅くなったりするのです。
ただその原因を見てるだけなんですね~
なんでプルキンエだけ人の名前なんだよ~
まっ、いっか~
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