- モニター心電図で不整脈を読む第一歩は「P波を探すこと」であり、洞結節(出発地点)に異常がないかを確認することが基本である。
- P波とQRS波が1対1で対応していれば正常心電図であり、この関係が崩れたとき不整脈が疑われる。
- 刺激が心室に伝わらなくなると心拍数が遅くなり、それが徐脈の正体である。
不整脈を読むために最初にやること
心電図新世界セミナー谷口総志です。
心臓の司令塔「洞結節」はお読みいただけましたか?
早速、不整脈を読んでいきましょう。モニター心電図で不整脈を読みます。
不整脈を読むポイントは3つ
① P波を探す
② QRS波を探す
この2つの確認から、すべての不整脈判別が始まります。
① P波を探す|出発地点「洞結節」に異常がないかを見る
不整脈は刺激伝導系のトラブルを判別するものです。
よってまず、刺激の出発地点「洞結節」に異常がないかを確認します。心電波形で言うと<P波>がそれにあたります。
出発地点のP波を探してください。
P波は何個ありますか?

② QRS波を探す|P波と1対1で対応しているか確認する
P波に続くQRS波を探してください。
QRSは何個ありますか?
答え
P波10個、QRS波10個。P波とQRS波は1対1です。
ほとんどの方がここまで読めたのではないでしょうか。
これは正常心電図です。
📖 読者の声
★★★★★|看護師・50代
心電図を見るたびに「何を確認すればいいのかわからない」と感じていました。でも「まずP波を探す」というシンプルな一言で、モニターの見方が変わりました。P波とQRS波が1対1かどうかを確認するだけで、不整脈の入口に立てると知ったときは本当に目からウロコでした。
Amazonで見る →刺激が心室に届かないと「徐脈」になる
何度も言いますが、不整脈は刺激伝導系のトラブルを判別するものです。
司令塔の「洞結節」から出た刺激は、正常であれば必ず心室に伝えられます。しかし刺激伝導系にトラブルがあると、この刺激が心室に届きません。
刺激が心室に伝わらない
↓
心拍数が遅くなる
↓
それが「徐脈」です
この仕組みを理解しておくと、なぜ徐脈が起きるのかが自然に見えてきます。
【不整脈問題①】あなたも読んでみよう
P波を探してください。それに続くQRS波を探してください。
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答え合わせと解説は次回の記事で行います。ぜひ考えてみてください。
「P波を探す」習慣が、臨床の安全を守る
- ✅ 不整脈判別の3ステップが体系的に学べる
- ✅ P波・QRS波の関係から正常・異常を自分で判断できるようになる
- ✅ 徐脈・頻脈の原因を刺激伝導系の視点から根本理解できる
- ✅ モニターアラームが鳴ったとき、慌てず対応できる自信がつく
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まとめ
不整脈を読む第一歩は「P波を探すこと」です。洞結節(出発地点)に異常がないかを確認し、続いてQRS波と1対1で対応しているかを見ます。P波とQRS波が1対1であれば正常心電図です。
刺激が心室に届かなくなると心拍数が遅くなり、それが徐脈の正体です。この仕組みを理解することが、すべての不整脈判別の土台になります。
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