唯一、見なくても解る不整脈
心電図新世界セミナー谷口総志です。
前回、afとAFについてまとめました。
どちらも心房性の不整脈で
読み方はエイエフになります。
なんかこんがらがっちゃいますね~
心房細動は atrial fibrillationの頭文字をとってaf←小文字
一方
心房粗動は atrial flutterの頭文字をとってAF←大文字
文字にすると小文字か大文字で分けてあります。
表記が解りずらいので
心房粗動をAFLと書いたりもします。
読み方は
どちらもエイエフなのですが一般的に
心房細動をエイエフ
心房粗動をフラッター
と読んでいます。
なので、心房粗動を見つけたらフラッターと読んであげてください。
さて、タイトルにもありますが
唯一、波形を確認しなくても解る不整脈があります。
それが心房細動(af)です。
基本的に正常な心電図はR-R間隔は規則的ですね。
でも、心房細動はR-R 間隔が不規則でした。
だから、波形を見なくても
モニター心電図から発せられる心拍音だけで解ります。
モニターの音が聞こえさえすれば
「あっ、afの人だれ~?」
となるのです。
ちょっとすごくないですか?
見らずに解るって!
これからモニターの心拍音にも気を配ってみましょう‼
ただ最近はこの心拍音を鳴らさない傾向にありますね
何をかくそう、僕も心拍音を鳴らすのは反対派です。
だって”うるさい”だけなんだもん。
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