- 血圧は「循環血液量×末梢血管抵抗」で決まり、不整脈では循環血液量が低下して血圧が下がる。
- ホメオスタシスは血圧低下時に骨格筋→内臓→心臓・脳の順に血液を切り捨てて生命を維持する。
- 血圧80mmHg以下で動けなくなり、60mmHg以下で尿が出なくなり、40mmHg以下が心停止の基準となる。

命と血圧とホメオスタシス
心電図新世界セミナー谷口総志です。
生命を維持できない血圧になるのが心停止でした。
参考記事:空打ちするPVC
血圧は血液が循環することで発生します。
その中で血圧はどのように維持されているのでしょう。
血圧を決定づけている主な要因は2つです。
①循環血液量
②末梢血管抵抗
式で表すと——
血圧=①循環血液量×②末梢血管抵抗
となります。
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心電図最後の教科書 不整脈編
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循環血液量とは文字通り、<循環する血液の量>がどれだけあるかです。
つまり——
「心臓が拍出する血液の量」=「心拍出量」と定めることができます。
血圧は厳密に測定すると一拍一拍違う値です。
左心室が血液を送り出すとき(収縮期)に最高血圧
左心室が血液をため込むとき(拡張期)が最低血圧
となるのです。
この最高血圧と最低血圧から算出して平均血圧を出しています。
よって血圧は(最高血圧/最低血圧/平均血圧)——記号にすると(s/d/m)となります。
さて不整脈です。
何回も何回も取り上げてきましたが——
刺激伝導系の目的は心室を動かすことです。
心室が動かなければ血液を送り出すことができません。
つまり①循環血液量がゼロに近づくのです。
血圧の式に戻ります。
血圧=①循環血液量×②末梢血管抵抗でした。
血圧は①と②のバランスで成り立っています。
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血管がギュッと収縮して抵抗を上げ、血圧を保とうとします。
その逆もしかりです。
このように血圧は①と②のバランスでできているのですが、それにも限界があります。
人の体は60兆個の細胞でできており、そのすべてに血液が必要です。
血液はその細胞すべてに送られているわけですが、その細胞の中にも優先順位があるのを知っていますか?
人間の体は生命を維持するために優先順位を決めているのです。
これがホメオスタシス(恒常性)です。
生きるためにこのホメオスタシスが働きます。
不整脈で①の破綻が起きます。
そうなると②で血圧を維持しようとホメオスタシスが働きます。
ホメオスタシスは3つのジャンルで優先順位を決めています。
・骨格筋(筋肉)
・内臓
・心臓・脳
まず、骨格筋(筋肉類)を切り捨てます。
血圧が下がると動けなくなるのはこのためです。
脳が「動くな」というサインをめまいとして教えてくれるのです。
この時の血圧が最高血圧80mmHg以下です。
血圧が80mmHgを保てなくなると動けなくなります。
さらに60mmHg以下になると今度は内臓に血液を送らなくなります。
臨床現場にいらっしゃる方は経験したことがあると思います。
「血圧が下がるとおしっこが出ない」
ホメオスタシスが腎臓(内臓)を切り捨てたサインです。
ホメオスタシスは生命を維持するために心臓と脳を最後まで守ります。
この心臓と脳が活動できる最低の血圧が40mmHgということになります。
心停止の基準、覚えていますか?
参考記事:PVCを洞察する
ねっ!
すべてつながるでしょう(笑)
人の体はホメオスタシスで守られています。
そのホメオスタシスのサインを受け取れば、さらに情報量が増えます。
あなたが寝ている時もホメオスタシスが働いて血圧を維持しています。
朝目が覚めれば最高血圧が40mmHg以上あるし——
おしっこがしたければ血圧が60mmHg以上で、
「今日も内臓が元気に活動してる」という喜びを得ることができます。
トイレに駆け込めれば血圧が80mmHgあるということ。
これから毎朝体感できるのです‼
あなたの体はあなたを守っています。
しかも無意識で!!!
毎日が特別な日なのです。
<不整脈問題13>
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