- VTでも心拍数が100回/分前後と比較的緩やかな場合は拡張期が保たれ、血圧が維持されることがある。
- 血圧が保たれるVTを「slow VT(緩徐型心室頻拍)」と呼び、緊急性は高くないが異常な波形であることに変わりない。
- VTを発見したらまず意識を確認し、意識があれば緊急性なし・意識がなければ緊急対応の判断基準となる。

VT(心室頻拍)で間違いないのですが…slow VT(緩徐型心室頻拍)とは?VTでも血圧が保たれる理由と意識確認の判断基準
こんにちは、谷口総志です。
前回解説です。
<不整脈問題017>この不整脈名は?
※BP1とは血圧のことです。

はい。PVCの連続ですね。
ということは……??
📖 この記事の著者による書籍
心電図最後の教科書 不整脈編
著者:谷口総志
★★★★★ 4.3(Amazonカスタマーレビュー)
Amazonベストセラー2部門1位。slow VTまでわかる、現場で使える不整脈の教科書。
Amazonで見てみる →
はい。VTで間違いありません。
VTは危険ということを説明しました。
参考記事:心室性頻拍(VT)
なのですが……
BP1(血圧)を見てください。
脈波があり血圧も100mmHg前後ありそうです。
これはどういうことか??
血圧があるということは、心臓から血液が送り出されているということです。
「PVCが連続しているのに血液が送り出されている」
VTなのですが——緊急性を要さないVTと言えます。
これには理由があります。
VTは心室性頻拍です。
頻拍になるとなぜ危険かを説明しました。
参考記事:頻脈に治療が必要な理由
頻拍(頻脈)は拡張時間が短くなるから危険なのです。
📣 Amazonカスタマーレビュー
「VTでも血圧が保たれているケースがあることを知ってから、急変時の判断が格段にレベルアップしました。冷や汗をかかずにドクターへ自信を持って報告できるようになったのはこの本のおかげです。」
——Amazonレビュー ★★★★★
飲み会1回分の投資で、一生モノの現場スキルが手に入ると大好評。看護師・医療従事者から圧倒的支持。
レビューをAmazonで確認する →この波形を覚えていますか?

心電図の一周期——その大部分が拡張期なのです。
心臓には十分な拡張期が必要なのです。
よって、頻拍になると血液を送り出せなくなり危険なのです。
さて<不整脈問題017>に戻ります。
これはVTですが脈が比較的緩やかです。100回/分といったところでしょうか。
通常VTは心拍数が160回/分以上になります。
頻脈は150回/分から危険性が増します。
拡張時間が足りないからです。
と考えると<不整脈問題017>は——
100回/分程度の遅いVTと言えます。
つまり——拡張時間が保たれているのです。
拡張時間が保たれれば心室に血液が充満する時間ができるので——
PVCの収縮でも血液を送り出すことができます。
それがBP1(血圧)が保たれている理由です。
よってこのVTでは、意識を失うようなことはなく、緊急性を要しません。
このように、比較的緩やかで血圧が保たれているようなVTを「slow VT」と呼んでいます。
「slow VT」が全く危険でないかと言ったら——そうでもありません。
緊急性を要さないからといって、ほっておいて良い心電図ではありません。
このような波形になること自体が異常です。
VTを見つけたらすぐに意識を確認しましょう。
意識があれば緊急性を要さないし、意識がなければ緊急性を要す基準になりますよ!
「VTを見たとき、どう動けばいいかわからない」を、今日終わりにしませんか
この本を読んだ看護師・医療従事者が、現場で変わったこと:
- ✅ VT・slow VTを見ても冷や汗をかかなくなった
- ✅ 急変時にドクターへ自信を持って報告できるようになった
- ✅ 意識確認と緊急性の判断を理屈から丸ごと理解できた
- ✅ 飲み会1回分の投資で、一生モノのスキルが手に入った
⚠️ 今ここで決断しなければ、また明日も「わからない」まま現場に立つことになります。

📩 無料プレゼント
VTを見たとき意識確認から正確に判断して動ける看護師になる
登録後すぐに、谷口総志が直接解説する動画2本(合計57分)をお届けします。
- ・心電図の固定概念を打ち砕く(37分)
- ・モニタ心電図をシンプルに読む(20分)














