QRS波が一発でも抜けたら
心電図新世界セミナー谷口総志です。
<不整脈問題003>の解説です。
まだ見られていない方は前回に戻ってくださいね。
不整脈を読むポイントは3つです。
①P波を探す
②QRS波を探す
③PQ時間を見る
まず、
P波は何個ありますか?
それに続くQRS波は?
もうここで異常に気づきますね!
P波とQRS波の数が違いますよね~
刺激伝導系の目的は心室を動かすことです。
よって刺激伝導系が正常ならP波とQRS波は1:1です。
この心電図はP波に対してQRS波が少ないですよね!
つまり洞結節からの刺激が時々繋がらない状態です。
つまり房室ブロックです。
PQ時間はどうですか?
QRS波が繋がってるとこは一定ですよね~
フィーリングからしても正常です。
よって繋がらないところ以外は正常なのです。
まとめると
QRS波が時々出ない
PQ時間は一定
ということになります。
この条件を満たせば
Ⅱ度の房室ブロックということになります。
QRS波が一発でも抜けたらⅡ度ですよ~
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