心電図 谷口総志心電図教科書心電図 看護師房室ブロック 房室ブロックはどこから治療適応になるのか?Ⅰ度・Ⅱ度・Ⅲ度の違いを解説 2022年2月7日 ■この記事でわかること、まとめ 刺激伝導系の最大の目的は「心室を動かすこと」であり、P波とQRS波が1:1になっていることがその指標になる。 Ⅰ度AVBはPQ延長のみでQRSは出るが、Ⅱ度・Ⅲ度ではQRS波が脱落しP波とQRSの1:1が崩れるため治療適応となる。 QRS波が1発でも抜けたら治療適応であり、Ⅱ度以上のAV... 谷口総志
心電図 谷口総志心電図心電図新世界セミナー不整脈 洞不全症候群(SSS)が治療適応になるとき|心臓が止まる3秒・5秒・10秒の意味 2022年2月6日 ■この記事でわかること、まとめ SSS(洞不全症候群)は洞結節の異常で刺激が出ず、心室が動かない=心臓が止まった状態になる。 心臓が止まる時間によって、3秒でめまい・5秒で失神・10秒で痙攣という症状の目安がある。 3秒以上心室が動いていない場合はペースメーカーの治療適応となり、放置すると日常生活でも危険を伴う。 S... 谷口総志
心電図 谷口総志心電図循環器ECG 徐脈の治療が必要かどうかの判断基準|ペースメーカーか除細動かを決める考え方 2022年2月5日 ■この記事でわかること、まとめ 不整脈の治療は「心拍数が遅い→ペースメーカー」「心拍数が速い→除細動」が基本の考え方である。 治療の有無を決定するには、不整脈名だけでなく「なぜ治療が必要か」の循環動態的な根拠が必要になる。 波形を見て不整脈名・治療の要否・治療方法・理由の4点を答えられる力が臨床で求められる判断力である... 谷口総志
心電図 谷口総志心電図循環器不整脈 VT(心室頻拍)で間違いないのですが…slow VT(緩徐型心室頻拍)とは?VTでも血圧が保たれる理由と意識確認の判断基準 2022年2月4日 ■この記事でわかること、まとめ VTでも心拍数が100回/分前後と比較的緩やかな場合は拡張期が保たれ、血圧が維持されることがある。 血圧が保たれるVTを「slow VT(緩徐型心室頻拍)」と呼び、緊急性は高くないが異常な波形であることに変わりない。 VTを発見したらまず意識を確認し、意識があれば緊急性なし・意識がなけれ... 谷口総志
心電図 谷口総志心電図ECG刺激伝導系 PVCが連続すると血圧が下がる理由|心電図と血圧波形を同時に読む方法|血圧が見える不整脈 2022年2月3日 ■この記事でわかること、まとめ PVCは正常な刺激伝導系を経ない異常収縮のため、1拍あたりの心室駆出量が正常より低下する。 頻脈にPVCが重なると、血液を循環させる力がさらに落ち、血圧の低下として心電図上に現れてくる。 心電図と血圧波形(BP)を同時に読むことで、循環動態の変化を視覚的に把握できるようになる。 血圧が... 谷口総志
心電図 谷口総志心電図ECG不整脈 頻脈に治療が必要な理由|心拍数150回超で拡張期が機能しなくなり血圧が消える 2022年2月2日 ■この記事でわかること、まとめ 心室は収縮期に血液を駆出し、拡張期に血液を充填するが、拡張期はそのほとんどの時間を占める。 頻脈になると拡張期(充填時間)が短くなり、心室内に血液が入る前に収縮してしまい血液を送り出せなくなる。 心拍数が150回/分を超えると危険度が上がり、VTでは180回前後になるため血圧が40mmH... 谷口総志
心電図 谷口総志心電図循環器ECG 人間は心臓と脳を守っている|ホメオスタシスと動脈触知から理解する心停止の基準 2022年2月1日 ■この記事でわかること、まとめ ホメオスタシスは血圧低下時に筋肉→内臓→心臓・脳の順に血液を切り捨て、心臓と脳を最後まで守る。 橈骨動脈が触れない時は筋肉への血液が途絶え、頸動脈が触れない時はいよいよ心停止の状態になる。 心臓が止まらなくても血圧が40mmHg以下になれば心停止と同義であり、これが不整脈治療の根拠になる... 谷口総志
心電図 谷口総志心電図循環器ECG 血圧とエネルギーの関係とは?平均血圧40・60・80mmHgで何が変わるか 2022年1月31日 ■この記事でわかること、まとめ 血圧は循環によって生まれるエネルギーの指標であり、循環が止まれば血圧は0mmHgになる。 骨格筋の活動には平均血圧80mmHg、内臓機能には60mmHg、心臓と脳の維持には40mmHgが必要最低限の基準となる。 人間は心臓と脳を最後まで守るためにホメオスタシスが働き、これが不整脈治療の考... 谷口総志
心電図 谷口総志心電図ECG心電図新世界セミナー 徐脈に治療が必要な理由|心拍出量4リットルとエネルギー循環から理解する 2022年1月30日 ■この記事でわかること、まとめ 人間の血液量・1分間に必要な血液量・心臓が1分間に送り出す血液量はいずれも約4リットルで一致している。 血液は循環することでエネルギーになり、心拍数はそのエネルギー量を決定づける重要な要因である。 徐脈になると1分間に送り出すエネルギーが不足し生命維持が困難になるため、心拍数を増やす治療... 谷口総志
心電図 谷口総志心電図循環器ECG 不整脈の治療方針がわかる|脈が遅ければペースメーカー・速ければ除細動の理由|血圧と血液について説明できますか? 2022年1月29日 ■この記事でわかること、まとめ 不整脈の治療は「脈が遅い→ペースメーカー」「脈が速い→除細動」と大別されるが、その理由は血圧・血液の関係にある。 血圧を維持するためには血液(心拍出量)が必要であり、脈が遅くても速くても適切な血液量を送り出せなくなる。 ペースメーカーと除細動はどちらも血圧を守るための手段であり、循環動態... 谷口総志