一括投資か積立投資か?
この議論よくされていますよね。ただ、この議論には答えはありません。
なぜなら時代背景や一括資金、投資目的、リスクとリターンの関係と不確定要素がたくさんあるからです。
この記事では時代背景を変え、一括投資と積立投資のバックテストを行います。
最後に今後の戦略も載せておきます。サラリーマン必見です。
目次
一括投資と積立投資どっちが良いの?
投資の目的は「お金を増やすこと」です。
一括投資と積立投資の結論から言うと
早くお金を増やしたいなら一括投資
安全にお金を増やしたいなら積立投資
となります。
ただし、これは答えではありません。
例えば、
一括投資をした直後に大暴落
→あー、積立投資にしておくんだった
積立投資してる間に大暴落なし
→あー、最初に一括で入れておけば良かった
となるわけです。結局は株価の大暴落が来るか来ないかでこの答えは変わります。
しかし、株価の短期的な予測はできませんし、そもそもいつ大暴落が来るかは誰にもわかりません。
そう考えるとこの議論に答えはないことになります。
なので総合的視点であなたに合った投資法を導き出す必要があります。
なぜなら目的と用途によって最適解が変わるからです。
あなたは何のために投資をしてるのか?
一括投資か積立投資かの議論に答えはなく、一括資金、目的や期間、時代背景、家族構成、世帯収入、出口戦略など、さまざまな要因により最適解が変わることを知っておいてください。
投資の目的は「お金を増やすこと」です。
ですので、
お金を使う目的と期間をしっかり決めることが大切です。
いつまでに、いくら欲しいのか
です。
ここから、さまざまなバックテストをしていきます。
そのための前提として
・35歳(サラリーマン)
・現在の投資資金100万円
・10年後に1000万円にしたい
・頑張れば毎月3万円積み立てられる
で検証します。
一括投資か積立投資か
1000万円貯めるためのシミュレーションです
一括投資シミュレーション1(2011.7月〜2021.7月)
直近10年間でのバックテストです。
この時期は記憶にも新しいと思いますが1年前にコロナショックがありました。
以下で比較します。
・NASDAQ100(QQQ)
・レバレッジNASDAQ100(QLD)
※1$100円換算
我らがレバナス(QLD)は2019年11月30日に1000万に達しました。
一括投資のみの最終資本額は
・QQQ 約700万
・QLD 約2700万
となります。
それにしてもレバナス半端ない額ですね。
VOOとQQQが1000万に達するには一括投資100万と毎月の積立投資をする必要があります。
・QQQ一括投資+毎月6000円
という結果となりました。
直近10年は良い時期だったと言えます。
今度は時期を変えます。
一括投資シミュレーション2(2008.8月〜2018.8月)
一括投資したときにリーマンショックの暴落が来たらどうなるかです
比較対象は同じです
・NASDAQ100(QQQ)
・レバレッジNASDAQ100(QLD)
※1$100円換算
・QQQ 約450万
・QLD 約1000万
一括投資ミュレーション3(2000.3月〜2010.3月)
バックテストに中でも最悪期です。
この10年はITバブル崩壊とリーマン・ショックをダブルで受ける一括投資には最悪期です
比較対象は同じです
・NASDAQ100(QQQ)
・レバレッジNASDAQ100(QLD)
※1$100円換算
積立投資シミュレーション(2000.3月〜2010.3月)
ITバブル崩壊とリーマン・ショックをダブルで受ける最悪期です
比較対象は同じです
・NASDAQ100(QQQ)
・レバレッジNASDAQ100(QLD)
※1$100円換算
・QQQ 約600万
・QLD 約600万
となりました。
今後の戦略と予想
今後10年間であんな2度の暴落は来ないと思っています。
なので谷口総志は今、できる分全てを一括投資し、余剰資金を積立投資としていきます。
つまりリターンを最大にする戦略です。
もしあなたが100万円が30万になっても耐えれるなら一括投資してください。
コロナショック後で金融緩和されたため、世界市場にはお金が過去最高に出回っている状態です。
これを吸収するのは株式だと思っています。
つまりこれからも株価は上がるでしょう!
と妄想中です。
さらに現在サラリーマンで働いているため、働けてる今はリスクが取れると思っています。
だったらささっとリスクをとったほうがいいよね。
リスクをとらないのもリスクです。
まとめ
一括投資と積立投資の10年間の比較でした。
一括投資は平時にはリターンは最大になりますが暴落に弱いです。
つまり
早くお金を増やしたいなら一括投資
安全にお金を増やしたいなら積立投資
となります。
今回は10年という期間でしたが、期間が変わるだけでも結果は変わってきます。
正解はありませんので最終的に決めるのはあなたです。