米国デイリー・ジャーナル(Daily Journal Corp)会長のチャリーマンガー氏が、中国のアリババグループ(Alibaba 阿里巴巴)の持ち株を倍増させました。アリババは中国ではNo1のeコマース事業で、言わずもかな財務も良好です。中国は現在冬季オリンピック真っ最中です。このオリンピックで中国ハイテク株の未来が変わるかもしれません。中国の経済状況が気になる方は最後までお読みください。
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彼も著名な投資家であり”競争優位性を持つ素晴らしい企業が適正価格になる瞬間に集中投資を行う”ことで有名です。
彼のポートフォリオは5名柄株であり、長長期で保有し財を築いてきました。
そんな長長期投資家の彼は過去7年売買していませんでした。
そんな彼が7年ぶりにアリババ株を数回に分け買い増ししました。
アリババを含めた中国テクノロジー株を取り巻く環境は、引き続き不確実性の高い状態ですが、マンガー氏は確固たる自信で買い向かっています。
そしてここ最近、著名投資家たちがアリババ株を買い漁ってい下半期の購入率は1位となっています。
著名投資家の売買履歴はdataromaで確認できます。
このような著名投資家の資金が流入してきたことは大きなニュースと考えられます。
アリババ Alibaba 阿里巴巴
アリババのコアビジネスはeコマースとクラウドビジネスです。
簡単にいうと中国版のアマゾンです。
創業者のジャックマーもAmazonの良いところを真似ていると言っています。
アリババの成長率は凄まじく、フリーキャッシュフローの推移は4年で倍増しています。
そして、過去10年間の成長率の平均ではアマゾンを超えています。
アマゾン(37%)
アリババ(51%)
中国の人口は14億であり、アリババのアクティブユーザー数は9億5000万人と言われています。
中国でのeコマースはすでに一強の独占状態です。
さらにもう一つのコアであるクラウドビジネスは今後大きな成長を遂げると考えられています。
アリババクラウドのシェアは世界第3位。
そして1年で7.7%→9.1%と30%と伸び率はダントツです。
これからアリババのクラウドビシネスはインドやアフリカに向け展開されていきます。
相当な伸び代を持っている分野です。
クラウド事業は長期的な収益を産むモデルですので、その成長力と安定感は計り知れません。
中国はアリババを殺さない
中国は北京オリンピックに合わせデジタル人民元を導入しました。
世界に先駆け政府発行のデジタル通貨です。
これが何を意味するのか・・・
クロスボーダー決済です。
アプリがあれば世界中どこでも使えます。
それは世界の基軸通貨であるドルを介すことなく・・・
米国はデジタル人民元にに対し強い警戒を持って見ています。
米共和党の有力上院議員パット・トゥーミー氏は、「中国政府には五輪を利用してデジタル人民元の国際化を進め、クロスボーダー決済の標準規格を確立する狙いがあるのではないか」との懸念をイエレン財務長官とブリンケン国務長官に書簡で表明しています。
各国、政府発行のデジタル通貨導入を検討しています。
インド、ニュージーランドが2023年に導入予定
ヨーロッパ各国、日本は2026年、
米国は・・・いづれやるでしょうね。
中国は2049年までに世界の覇権国になることを狙っています。
中国には大きな問題が山積されてるのは事実ですが、彼らは覇権国になることを絶対に諦めません。
よって中国はクロスボーダー決済ができるデジタル人民元に本気です。
世界に先駆け冬季オリンピックに合わせての導入は計画済みでした。
アプリも配信済みです。
デジタル人民元のアプリをダウンロードしたアカウントは3億弱、総取引金額は約876億元(約1兆6千億円)に上るとされています。
そのデジタル人民元の導入に邪魔だったのが、アリババ(アリペイ)をはじめとする中国ハイテク株が導入している民間銀行のデジタル決済システムだったのです。
よってデジタル人民元導入の邪魔な中国ハイテク株に締め付けを行いましました。
デジタル人民元を政府が出すから民間銀行はちょっと待て!
てな感じでしょうか
そしてデジタル人民元はアリペイやウィーチャットペイを追加することができます。
それぞれの口座からウォレットにチャージして、デジタル人民元として使えるのです。
このアプリは外国人も利用できるように、中国語だけでなく英語表示でも使えるようになっています。
中国がデジタル人民元を導入した今、
ハイテク企業への締め付けの一つの理由がオリンピックの終了と共になくなります。
アリババが米国市場から上場廃止になる噂がありますが、中国も米国も否定しています。
お互いの損失が大きくなるばかりですので、まずあり得ないのではないでしょう!
となると、財務状況が良いアリババの下落は単なる買い場なのかもしれません。
上場廃止の可能性が少しでもあれば、著名投資家たちはアリババに手を出さないでしょう。
中国はアリババをなくすと国の経済力が落ちるのを知っています。
ですので中国当局がアリババを殺すとは思えません。
アリババの死は中国の死です。
色々とありますが、著名投資家たちはちゃんとした裏付けのもと買っているのでしょう!
アリババに投資をして良いのか?
谷口総志はアリババの株購入に否定も肯定もしません。
中国は当局の決定で一夜にしてルールが変わる国です。
中国の一番のリスクは国家なのです。
よってリスクもそれなりに覚悟する必要があります。
ただ、アリババ株を大量に購入している人たちがいるのは確かです。
そしてアリババを含んだファンドも存在します。
KWEBやATMX+やNASDAQ100
そういう投資信託に投資するのは面白いかもしれません。
今後上がると信じれるのであれば、それらにレバレッジをかけても良いかもしれませんね。
CWEB、レバレッジATMX+、レバナス
中国の国家リスクを考えると
結局レバナスでいいやんとなるのが落ちですが・・・
アリババの比率が大きいSoftBankグループも面白いかもしれませんね。
アリババの株価に復興の兆しが見えれば中国株は一段と盛り上がってくると思われます。
それがいつになるかわかりませんが、そんなに遠い未来ではないかもしれません。
株価の購入は自己責任でお願いします。
・1974生まれ
・熊本出身
・3児の父
・臨床工学技士
プロフィール詳細
谷口総志のお仕事(人工心肺)
臨床工学技士という国家資格保持者で心臓手術の現場で人工心肺装置を操作しています。3分ほどの動画なのでよかったらご視聴ください。
医療系の方は谷口総志公式サイトへもどうぞ〜
【Hunter Camping】第3話公開
谷口総志の新シリーズHunterCamping第3話公開しました。
本編1時間20分↓
生きた鶏を捌き内臓を刺身で食べます。
グロいシーンは載せておりませんので安心してご視聴ください。
YouTubeからコメントやご意見いただけるといただけると結構喜びます。
HunterCampingはいのちのどまんなかで運営しています。
捌きの真実も別途公開しています。
グロいシーンがお好みの方はこちら。
猟師のリアルを届けたい。ただそれだけで活動していましたが、〇〇団体から熊本県庁経由で抗議が入り、さらにYouTubeからペナルティを受けています。よって今のスタンスで動画投稿を続けるのが難しくなりました。ささやかな対抗策として👍ボタンとチャンネル登録で応援していただけると大変嬉しいです。